C3の虫歯は歯の神経まで達している虫歯なので、ズキズキしてとても痛く夜も眠れないほどの痛みがでてきます。
冷たいものや、温かいものがしみたりすることもあります。治療としては、根管治療といわれる歯の神経を取る治療を行います。根の治療(根管治療)は数回にわたり、除菌、清掃、消毒を行い、無菌状態になったのをレントゲンなどで確認した後に、下図のように根管充填材といわれる防腐剤のゴムを詰めます。
※ただし虫歯がかなり進行し、歯根膜(根尖性歯周炎)が起きている場合には、根の先まで菌が進入し化膿しているため、その分治療に時間がかかります。その後詰めた根管の上の空洞部分に、金属やレジン、あるいはファイバーコアと呼ばれる審美性の良い土台をセメントでつけます。そしてそのさらに上の部分に最終的な補綴物(かぶせもの)の型をとり、お口の中で最終調整を行い、セメントでつけます。この場合には、広範囲に歯がなくなってしまっていますので、クラウンという全体を覆うかぶせものを作ります。